短編小説集『セブン』を読んだ感想

私は先々週に図書館から乾くるみの『セブン』を借りて、2週間ほどかけて少しずつ読みました。この本はタイトルの「セブン」の通り、7つの短編小説から構成されています。

この短編小説集を読んで第一に感じたのは、数字や時間に関するゲームやトリックがうまいと思ったことです。作品はフィクションなので、日常生活では考えられないような出来事が起きます。けれども、その出来事に合致するかのようにそれらに関する説明がしっかりなされています。内容は難しいところがあったので、同じページを何度も読み返したりすることもありましたが、とても面白かったです。

次に、読んでいて展開がどうなるのかとわくわくしたことです。7作品すべてサスペンス色が強いので、どきどきしながらその情景を想像しながら作品を楽しみました。物語の結末はハッピーエンドとは言えないものがほとんどですが、どれも人間のさまざまな本質や生き方、考え方が盛り込まれていたように感じました。

この短編小説集では、さまざまな人物が登場します。大人から子どもまで、職業や境遇などがそれぞれ異なります。小説はいろいろな人物との交流の場と言えます。この小説を読んで、人間の表と裏を知ることができて、人間理解をさらに深めることができました。