自分もこの会社で働きたい「カイシャデイズ」

仕事でイライラしていませんか?

そんな時は山本幸久さんの「カイシャデイズ」がオススメです。

自分もこの会社で働きたい、仲間に入りたいと思えるハートウォーミングストーリー。

いわゆるお仕事系の小説です。

ある内装会社で働く人々の話がオムニバス形式で書かれています。のちのち登場人物や出来事がつながってきます。

登場人物はみんな魅力的で憎めない。熱血営業チーフがドーナツ好きだったり、職人気質な人がいたり、頑張っているのに上手くいかない人がいたり、個性的な登場人物の言動にクスッと笑える場面が散りばめられています。

自分の周りにもこんな人いたなと思えるくらい人物描写にリアリティがあります。

私がこの本に出会ったのは、仕事がうまくいっていない時でした。

現実逃避のように小説を読み漁っていて、仕事を忘れるようにしていました。

この本では多少のトラブルは描かれていますが、意地悪な人が出てこないのでストレスなく読めました。

ストレスどころか読んでいくうちに気分が前向きになってくるから不思議でした。

ひとつの仕事がたくさんの人の手によって作られている様子が描かれていて、自分の仕事もそうやって色んな人が携わっているなとしみじみ感じました。

登場人物を通して仕事のやりがいを感じるっていいなと素直に思えました。

そして明日からも頑張ろうと笑顔になりました。

仕事に行き詰まっていたり、やりがいを感じられない人にぜひ読んで欲しい一冊です。