キレやすい、意固地になって人の言うことを聞かない、同じ話を何度もする……このような高齢者、多いですよね。明らかに認知症である場合を別にすれば、その原因は老化による体の変化。それがこの本の主張です。例えば、「なぜ高齢者は赤信号を無視するのか」。 その理由は「腰が曲がっていたり、まぶたが下がっているために信号機が見えにくい... Read More
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ひとりの女性の人生を読む?!『中年ズッコケ三人組age41』
ズッコケ中年三人組シリーズの二冊目、これは子供のころのシリーズを読んでからのほうが楽しめるかもしれません。 小学生時代、三人組のクラスに転校してきた美少女が、美貌がおとろえない大人の女性になって三人の前に現れた・・となったら、何も起きないわけがないわけで(笑)とはいってたいしたことは起きませんが。 かつての美少女は、多... Read More
教科書には載っていない! 戦前の日本(文庫版)
タイトルは「教科書には載っていない! 戦前の日本」で、著者は、「武田 知弘」です。 この本は、戦前の日本についての意外な日常について、取り上がられた本です。 例えば、日本は朝鮮半島を植民地にしていたので、弾丸列車という朝鮮半島と日本を対馬を経由してトンネルと橋でつなごうとした計画があったらしいです。東京から九州を通り、... Read More
イワンのばかは、すごく考えさせられるお話でした
トルストイの民話集にある、イワンのばか。このちょっと間抜けな題名に、以前は何度も読むのを途中で止めていました。でも改めて読んでみると、結局イワンはばかではないんだな~と感慨ひとしおでした。 イワンは、馬鹿が付くほどのお人好しです。”お人好し”という表現は、現在でもあまりいい意味では使われません。要領の悪い人、ダメな人と... Read More
仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?
この本はタイトル通り、仕事が速い人は実際に何をしているのかが書いてありました。 考え方よりも実際に使えるテクニックの方が多かったと思います。 当たり前ですが時間は限られていて、一人ひとり同じ24時間しか与えられていません。 その中で、たくさんの仕事を確実に正確にこなせるようになるにはどうするか、社会人になりたての悩んで... Read More
沈まぬ太陽 御巣鷹山編を読んで
沈まぬ太陽御巣鷹山編は、主人公の勤める航空会社の旅客機が御巣鷹山に墜落し、500人強の死者を出した事件を起こした所から始まります。 主人公はその遺族係として、事故で家族を失った遺族の対応に追われる姿が描かれます。 この小説は日本航空が実際に起こした御巣鷹山墜落事故をベースに書かれた物で、綿密な取材に裏打ちされたディティ... Read More
小説の鉄板 ノルウェイの森
私も20代半ばの頃、日本のほとんどの小説ヤングの例に漏れず「ノルウェイの森」を上下ともに読みました。当時私はそれほど小説を読みませんでした、むしろ現実に存在しない架空の物語にあまり興味を持っておりませんでした。文学的なところに触れたいなと漠然と思っている中、ちょうど映画化のタイミングにも合って小説を上下ともに買って読み... Read More
爽やかな読後感が残る青春小説「地図にない島」
昭和時代に活躍した作家、井上靖氏の「地図にない島」という小説がとても印象に残っております。 新婚旅行先の海で、男主人公はヒロインを乗せて手漕ぎボートを操るのですが、誤ってボートが沖へ流されて遭難しそうになります。 これに嫌気がさしたヒロインが旅行をボイコットし、実家に帰ってしまうという処から物語が始まります。 ヒロイン... Read More