CDもいい「覆面系ノイズ」

この作品は、「ぼくたちはほんとのこころをかくしてる」というモノローグから始まります。
この作者さんは、モノローグが本当にうまいです!
作品はニノという少女が主人公で話が進んでいくのだけれど、ニノは幼少期にモモ、ユズという少年と「音楽」を通して心を通じ合わせ、別れるときに「ニノの声を目印にする」と言われます。
その言葉を信じてひとり、ずっとニノは歌い続けていました。
そして高校生になり、ニノは約束通りニノの声を目印にユズとモモ、それぞれと再会します。
ここから始まる片思いの恋がとても切なくて、みんな報われてほしいと本気で思ってしまいます。
モモはニノが好きで、ニノもモモが好きなんだけれど、色々な障害があってなかなかモモと本当の両想いにはなれません。
そんなふたりが本当は思い合っているのを知っているユズはユズでニノのことが本当に好きで、思わずこちらが「ユズも幸せになってくれ!」と思ってしまいます。
そこに「音楽」も関わってきて、しっかり話が練られているんだなと思えます。
この話では、ニノとユズが「in no hurry to shout」、通称「イノハリ」というバンドで活動し、モモは自身でプロデュースした楽曲を歌う「SILENT BLACK KITTY」というバンドに加わり音楽活動をします。
そのライブのシーンの演出もとても良く、こちらに会場の熱気が伝わってきて鳥肌が立ちます!今春アニメ化もされ、大好きな漫画でありずっと映像化してほしい、ニノたちの歌を聴いてみたいと思っていたので、とても嬉しいです。
特にユズとモモが「目印にする」と言い、実際に目印にして再開できた、その一番重要なキーワードである「ニノの歌声」!
おすすめします。

CD買取の反省