ひとりの女性の人生を読む?!『中年ズッコケ三人組age41』

ズッコケ中年三人組シリーズの二冊目、これは子供のころのシリーズを読んでからのほうが楽しめるかもしれません。

小学生時代、三人組のクラスに転校してきた美少女が、美貌がおとろえない大人の女性になって三人の前に現れた・・となったら、何も起きないわけがないわけで(笑)とはいってたいしたことは起きませんが。

かつての美少女は、多くの顧客を抱える(日本の権力者など)美人カリスマ占い師になっていて、その占いの真偽について騒がれます。このへんは現実にもあるなと、実際にテレビによく出ていたあの女性占い師とかスピリチュアルな方とかのことを連想しました。もしかして作者の先生も、そういうのを参考にされたのではと・・。私は占い師に見てもらうために、お高い料金を払うつもりはないけど占いそのものには興味があるので、この作品に書かれたことをばからしいと言うことはできませんでした。

この占い師、子供のころからクラスの女子には人気がなく、男子にはもてていて、今回助けを求めるのも三人組という(お人好しな)男性たちであるというところなど、彼女のしたたかさを見たような気がします。子供編のときは複雑な家庭環境で、けっきょくその後はどうなるのだろうという消え方をするのですが、その答えが少しわかりました。

この作品では、三人組はけっきょく美人占い師に振り回されてばかりです。三人組というよりひとりの女性の波乱万丈な生き方を読む、という意味が大きい作品かもしれません。